【学年及びトピック名】 第4学年 季節・月・行事 指導案
【単元名】 行事で遊ぼう
【活動名】 ハロウィンって何? 《本時3・4/4》
【目標】
  外国の行事について関心をもつ。                〈コミュニケーションへの関心・意欲・態度〉
  ALTの指示を聞いて色塗りをしたり、切ったりするなどの作業をすることができる。
                                            〈コミュニケーションの技能・表現〉
【授業のポイント】
 この授業のねらいは、英語の指示に反応したり、作業をしたりできるようになることと、外国の行事に触れ、親しみをもたせながらコミュニケーション活動を行わせることである。10月のALTの来校日に合わせて活動を行う。まず、あいさつをした後、「秋」や「10月」から連想することを出させ、日本にはない外国の季節行事として、「ハロウィン」があることと、ハロウィンの意味を簡単に知らせる。写真やおもちゃのお化けなどを提示して児童の興味を喚起した後、ハロウィンを題材とした絵本「In a Dark Dark Wood」を読み聞かせる。次に、ハロウィンビンゴをするための準備を英語の説明や指示で行う。出来上がったら切り離してビンゴゲームを楽しませる。最後にALTやHRTに「Trick or Treat」と言う活動をさせる。言えたらスタンプを押したり、シールやキャンディーなどを渡したりして楽しい活動としたい。
時配 児童の主な活動 指導上の留意点と主な英語表現 備考
10

あいさつをしながら、季節や秋か
ら連想するものを考える。

「秋」から連想することを出させる。



10







ハロウィンについて知る。







ALTにハロウィンのことを紹介して
もらう。写真やおもちゃなどを提示
しながら話し、児童の興味を喚起
する。




10















絵本の読み語りを聞く。
   読み語りの様子
  








ハロウィンを題材にした絵本の読
み語りを聞かせる。






絵本















ハロウィンのキャラクター(お化けた
ち)を知る。






Jack-o'-lantern, pumpkin, witch,
mummyなど10〜12枚程
度の絵カードを提示していきなが
ら名前を教える。
絵カード



20

















お化けたちの色塗りをする。

  










絵カードと同じもの(モノクロ)を印
刷し、児童に配布する。ALTの指
示でプリントのキャラクターに色塗
りをさせる。提示している絵カード
の色とは違う色を言うようにする。
Paint the witch's hat yellow.
机間指導で作業の様子を見て
回り、うまくできたらほめたり、ス
タンプを押したりする。
プリント








15

















作ったキャラクターを使ってビン
ゴゲームをする。
















色塗りがすんだらビンゴゲームが
できるように切り離す。
Do you have scissors?
Cut the line like this.
各自のビンゴシートにキャラクター
を選んで載せ、ALTの言うものを
裏返しにしていく。やり方はジェス
チャーを交えながらALTに指示し
てもらう。
ビンゴシート(9マス)







20

























Trick or Treatゲームをする。

























児童が"Trick or Treat"と言いな
がらALTのところに行く。ALTはお
化けの絵カードを1枚見せ、児童
がその名前を答えられたら、スタ
ンプを押す(シールを渡す)。
ALTの役をHRTや他の児童もして、
スタンプラリーのようにする。
 (C) Trick or Treat.
 (T) What's this?
 (C) (It's a) Jack-o'-lantern.
 (T) Yes. Here you are.
 (C) Thank you


















終わりのあいさつ





児童の実態によって"Trick or Treat"が言えたらスタンプを押すというルールでもよい。

【授業を振り返って】
 最近は日本でも、ハロウィンが知られるようになってきており、本学級でもハロウィンを知っている児童が何人もいた。絵本の読み語りは、最後にお化けが飛び出すしかけになっており、児童はとても楽しんでいた。また、児童はALTの読む文章の中で、「dark, dark」という繰り返しの言葉に反応し、自然とALTの後につけて発話する光景が見られた。キャラクターの名前は児童にとって難しいのではと懸念していたが、いくつかの言葉については、児童は知っている言葉と関連付けて考えていた。(例:spiderが出てきたとき「スパイダーマンだ」、haunted houseが出てきたときに「Haunted Mansionって知ってる!」などの反応)また、よく知らないものだからこそ、しっかり聞こうとする意欲も見られた。色についての表現は児童にとってなじみのあるものだったので、色塗りは比較的スムーズに進み、カードを切ったり貼ったりする活動についても英語の指示を的確に判断して、どの児童も作業をすることができた。
 児童のハロウィンに対する興味やALTに対する親しみの気持ちが十分あったため、児童は知らない言葉があっても既知のものと関連付けたり、ジェスチャーを手掛かりにしたりしながら、相手の言葉を理解しようとし、コミュニケーション活動を楽しむことができた。

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